大阪・ミナミの戎橋で「ごみゼロの日」の5月30日、地震の被災地で生きる子どもたちの笑顔をプリントした傘を一斉に開くパフォーマンス「Merry Clean Up Project」が行われた。
主催は、今年3月に万博記念公園のエキスポランド跡地にオープンした農業体験テーマパーク「ファームエキスポ」を支援する関西の学生グループ「ファームエキスポ実行委員会」。上海万博で行われたアートプロジェクト「Merry Umbrella Project」の大阪における関連企画として実施したイベント「MERRY IN OSAKA “Merryな笑顔”で元気な大阪を!」のミナミエリアにおける企画として行った。
アートプロジェクト「Merry Umbrella Project」は、アートディレクターの水谷孝次さんが「笑顔は世界のコミュニケーション」を合言葉に1999年から手掛ける「Merry Project」のシリーズ企画。上海万博では中国・四川大地震、インドネシア・スマトラ島沖地震、阪神・淡路大震災の被災地で撮影した生きる子どもたちの笑顔をプリントした傘100本を一斉に開くパフォーマンスを行った。
心斎橋駅に集合した学生ら約40人は、ごみ袋を手に御堂筋を掃除しながら道頓堀まで南下、戎橋ではグリコ看板を背に、一斉に25本の傘を開くパフォーマンスを行った。居合わせた観光客らは突然開いた笑顔の傘に驚きながらも写真に収めるなど楽しんでいる様子だった。