難波の「ヨシモト∞ホールOSAKA」(大阪市中央区難波千日前)で7月24日、「Laugh & Peaceムービーフェスタ」が始まった。
吉本興業(同)が協賛した「第2回沖縄国際映画祭」(3月20日~28日開催)で上映された6作品を順次公開する同イベント。ヨシモト∞ホールOSAKAとヨシモト∞ホール(東京都渋谷区)、神保町花月(千代田区)、桜坂劇場(沖縄県那覇市)で同時開催されている。
上映するのは吉本興業が沖縄県北谷町と共同で制作した「二ライの丘 ~A Song of Gondola~」をはじめ、「明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。」(日本テレビ放送網/吉本興業)、「無知との遭遇 CLOSE ENCOUNTERS OF THE STUPID」(TBSテレビ/同)、「クロサワ映画」(吉本興業/フジテレビジョン)、「宇宙で1番わがままな星」(テレビ朝日/同)、「お墓に泊まろう!」(テレビ東京/同)など、吉本興業が制作を手がけた6作品。
ヨシモト∞ホールOSAKAでの初日上映舞台あいさつでは、月亭八光さんと、沖縄出身のガレッジセールの二人、宮川たま子さんが登場。映画の話をする予定が、沖縄のアグー豚しゃぶしゃぶの店の話で盛り上がり、時間をオーバーする一幕も。舞台あいさつのあとは、4人それぞれが今回のイベントの見どころを解説。ガレッジセールのゴリさんは「優劣のつけられない作品が多いが、わたしの出演した『宇宙で1番わがままな星』が断トツに面白い」と矛盾したコメントで笑いを誘った。
「沖縄国際映画祭はどんどん盛り上がってきているので、ぜひムービーフェスタも楽しんでもらいたい」と川田さん。八光さんが「芸人のまじめなところなどいろんな面を見られるのが面白い」と話すと、ゴリさんは「芸人というのはネタを作る作家であり、漫才やコントを作っていく演出家でもあり、演者でもある。今回の映画では、そうした表現者である芸人のスキルを楽しめると思う。バラエティーでは決して見せない顔を見てほしい」と話した。最後に八光さんが「吉本が世界に目を向けている今、いろんな表現ができる映画というものがその皮切りだと思っている。これからますます盛り上がっていくので、どんどん映画がパワーアップしていく様子を楽しんでもらいたい」と締めくくった。
「二ライの丘 ~A Song of Gondola~」は7月31日まで公開。そのほかの5作品は8月1日より順次公開する。鑑賞料は1作品1,300円。ほぼすべての上映時に、舞台あいさつかトークショーが行われる。