大阪・ミナミの南堀江公園北側に面する4店舗のオーナーが中心となり、「なにわ筋」以西の南堀江2丁目・3丁目を中心としたエリアを活性化しようと設立した「南堀江公園通り及び高台(たかきや)地区まちづくりの会」(旧、南堀江公園通り町づくりの会)が8月4日、大阪市計画調整局のまちづくり活動支援制度の「まちづくり推進団体」に認定された。
同会は、木のおもちゃ専門店「うっど工房」(大阪市西区南堀江2、TEL 06-6531-6748)の堂前裕一さんが代表を務める任意団体。2007年4月に南堀江公園のフェンスにイルミネーションを付けたほか、昨年7月には同公園の北側を東西に貫く道路に「南堀江公園通り」の愛称を付けようという活動を始め、11月には大阪市建設局が愛称名を認可、今年2月には四ツ橋筋から新なにわ筋までの820メートルの間の6カ所に道路標識が設置された。
8月23日・24日に同公園で行われた「納涼盆踊り大会」では、同会に参加する店舗がちょうちんを設置したほか、公園前の飲食店などの店員が浴衣姿で接客するなど、地域を盛り上げようと協力した。
堂前さん「これまでピンポイントで活動してきたものが、『まちづくり推進団体』として認定されたことで、地域全体に及ぶ活動を行いやすくなった」と話す。「今後はアドバイザーに来ていただき、第三者の目でこの街を見ていただき、勉強会を開いていきたい。公園をもっときれいにして、バリアフリーな歩道整備なども建設局に働き掛けていきたい」とも。