デザイン工房「OSCAR」(大阪市中央区南船場4)は4月30日、御堂筋の路上でファッションショーを開催した。
同企画は同工房の若杉豊さんが「自分たちの作りたいものを作り、見てもらいたい」と、2002年に「3人による2002年4月28日の非日常」と題して始めたのがきっかけで、開催は今回で6回目。
今回は9人のデザイナーが思い思いの作品を発表。それぞれのコンセプトに従い作品を制作、それぞれが10人のモデルとともに、工房のある南船場から、御堂筋の大丸やそごうの前を通り、なんばHATCH、南堀江までを1列に歩いた。
路上を会場に選んだのは、「9人のクリエイターの個性を明確に、ダイレクトかつリアルに表現するため」(若杉さん)だという。5月1日~5日の5日間、南堀江の「メブロガレージ」で、ファッションショーのインディーズブランド作品の展示、販売も行った。
参加したデザイナーの久保貴信さんは「人々の反応が面白く、自分の作品を見てもらう良い機会となった。このようなイベントにたくさん参加することで、自分の名前やブランドをもっと多くの人に知ってもらえれば」と話している。
若杉さんは「直接声をかけてくる人は少なかったが、道行く人が興味を持って見てくれたり、反響があって良かった」と話しており、来年も開催を予定しているという。