アメリカ村のカフェ「digmeout(ディグミーアウト)ART&DINER」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6213-1007)で2月13日、間取り図を楽しむイベント「出張!間取り図ナイト@大阪」が開催され、70人余りの「マドリスト」が参加した。
ミクシィの「間取り図大好き!」コミュニティーが主催した同イベント。これまで東京で6回開催し、毎回チケットが完売するという人気イベントで、東京以外で初開催となる今回のイベントでも告知から1日あまりでチケットが完売した。
イベントには、同コミュニティー管理人の森岡友樹さん、住宅都市整理公団総裁の大山顕さん、ライターの大塚幸代さん、同カフェマスターの古谷高治さんがパネリストとして参加。全国の賃貸マンションなどの物件の面白い間取りをプロジェクターで表示し、それに対して突っ込みを入れるなどのコメントをした。
第1部「面白間取り図総集編」では、これまでの間取り図ナイトで取り上げた間取りの中から特に面白いものを厳選して紹介。隠しトイレがある物件、天井が最高でも2メートルしかない物件、ユニットバスのトイレが和風、キッチンを乗り越えてしか行けないベランダ、「9LDKDKDKDK3S」という間取りの物件、3LDKなのに大浴場が付いている物件などを紹介した。
関西の間取りを紹介する第2部の「関西の間取り図がやばい」では、キッチンが1つ多い「3LDKK」や、トイレに専用の庭が付いている物件、一戸建てなのにバス・トイレがない物件などが紹介された。森岡さんは「間取りにも地域性がある」といい、「京都、大阪、奈良には古い建物が多く、長屋を建て直したものなど、ちょっと変わった間取りが多い」と話す。
団地愛好家、工場愛好家などとしても知られる大山さんが、関西の団地や高架下建築、高速道路のジャンクションなどを写真とともに紹介する一幕も。「中津の高架下は本当に素晴らしい」「阿波座ジャンクションを見に行かないなんてもったいない」などとコメントし、会場から笑いを誘った。