スイスホテル南海大阪(大阪市中央区難波5、TEL 06-6646-1111)は3月4日、全面リニューアルした23階の客室の供用を開始する。
南海なんば駅上に位置する同ホテルは、1990年に開業した南海電鉄グループの「南海サウスタワーホテル」を引き継ぐ形で2003年に開業、2004年にグランドオープンした。グランドオープンにあたり32~34階のエグゼクティブクラブフロアを全面改装したが、14~31階の客室階はカーペットや壁紙の張り替えなどのソフトリノベーションにとどまっていた。昨年夏からの3カ年に及ぶ大規模改装工事では、548室ある客室の半数以上を順次リニューアルする。
同日から宿泊開始となる23階の客室「スイス アドバンテージ ルーム」は、従来は「クラシックルーム」と呼ばれていたもの。全面改装にあたり「温かみのあるモダンデザイン」をコンセプトに据え、伝統的な日本らしさとスイスをテーマにした影絵をモチーフにするなどインテリアを一新したほか、水周りを含む設備も全面的に入れ替えた。
客室の広さは22~34平方メートル。ベッドサイズは、クイーンサイズ(160センチ幅)、キングサイズ(180センチ幅)、ハリウッドツイン(240センチ幅)の3タイプ。ビジネス利用を想定し、ワーキングデスクには海外電源プラグ、iPod接続端子、インターネット接続のほか、パソコンのプレゼンテーションなどに利用できる、液晶テレビへの接続端子も設置した。そのほかネスレの「ネスプレッソ」を導入し、無料でエスプレッソコーヒーを飲むことができる。
今後、5月までに21~22階を、8月までに16~20階を、2012年には14~15階と24~31階を、それぞれ全面改装する計画。