大阪・アメリカ村の商業施設「BIG STEP」(大阪市中央区西心斎橋1)と三角公園横の屋外ビジョンステージ「RIBIA」(西心斎橋2)で3月27日、若者への献血協力を呼びかけるイベント「LOVE in Action プロジェクト ご当地大作戦 in 大阪」が行われた。
日本赤十字社が主催し、厚生労働省と全国FM放送協議会(JFN)が後援する「LOVE in Action」プロジェクトは2009年10月にスタートした。DJの山本シュウさんがプロジェクトリーダーとなり、ラジオやインターネットを通じて「献血の重要性」「命の大切さ」を訴えかけるほか、著名人とコラボレーションしたさまざまな企画を行っている。
今回行われた「ご当地大作戦」は、北海道、岩手、石川、広島で行ったものの巡回イベント。東日本大震災により献血希望者が増加していることを受け、献血の重要性を訴えかけるのに加え、継続的な献血を訴えかける内容に急きょ変更して実施された。山本さんのほか、FM大阪DJの遠藤淳さん、小早川秀樹さん、高橋春美さんがMCとして登場、日本赤十字社の担当者による説明や、CLIFF EDGE、PENGINの音楽ライブが行われた。
イベントでは、輸血用血液製剤には有効期限があり、400ミリリットル献血と200ミリリットル献血は21日間、ガンや白血病などの血液疾患の治療に使用される血小板成分献血では4日間しかもたないことや、1人の人が短期間に何度も献血することはできず、400ミリリットル献血では男性は約3カ月、女性は約4カ月の間を空ける必要があることが説明された。
また東日本大震災の発生を受け、全国で献血希望者が増えていることもあり、現時点では血液は足りているものの、被災した病院が復旧し、手術を延期していた患者が4月以降、手術を受け始めることが予想されるため、これから血液が足りなくなる恐れがあることが説明された。BIGSTEP前と三角公園には献血車も停車し、イベントに参加した親子連れやカップルらが献血に協力する姿も見られた。