道頓堀で恒例「船乗り込み」開催へ-歌舞伎役者が船で沿道にあいさつ

昨年の「船乗り込み」の様子

昨年の「船乗り込み」の様子

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 道頓堀の大阪松竹座(大阪市中央区道頓堀1)で7月3日から「七月大歌舞伎」が行われるのを前に、道頓堀川で6月29日、「船乗り込み」が行われる。

大阪松竹座前で行う大入り祈願の式典

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 「船乗り込み」は、歌舞伎に出演する俳優が船で川を巡り、川岸のファンらにあいさつを行う伝統行事。もともとは歌舞伎役者が京都や江戸から来阪する際に、川沿いを巡りながら、ひいき客らにあいさつし、道頓堀の芝居小屋へと乗り込んでいたもの。1979(昭和54)年に55年ぶりに復活して以来、毎年7月の大歌舞伎公演を前に夏の恒例行事として行われている。

 当日は、八軒家浜船着き場(京阪天満橋駅北側)で記念式典を行った後、歌舞伎俳優らがのぼりやちょうちんで飾り付けた船に乗り込む。東横堀川を南下し道頓堀川へと進み、15時20分ころに戎橋東側に到着。戎橋やとんぼりリバーウォークに詰めかけた歌舞伎ファンらを前に船上で口上を述べた後、下船し松竹座前に移動、大入り祈願の式典として、口上と公演の紹介、鏡開き、まき手ぬぐい、手締めを行う。

 大阪松竹座では現在、船乗り込みに同乗する一般参加者10組20人を募集している。往復はがきでの応募が必要で、応募者多数の場合は抽選(6月20日必着)。

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