ボクシングの元世界チャンピオン、井岡弘樹さんが会長を務める「井岡ボクシングジム」(大阪市浪速区桜川1)で8月4日、10月にデビューする大阪のご当地ヒーロー「浪速伝説トライオー」の公開トレーニングが行われた。
トライオーは、「秋田の『超神ネイガー』、沖縄の『琉神マブヤー』が地域を超えたヒーローとして活躍する中、大阪にもご当地ヒーローを作りたい」と考えた新井庸能(のぶたか)さんが代表を務める大阪ヒーロー実行委員会(中央区)が企画した。新井さんが経営するデザイン会社「ゼスト」(同)が、「ネイガー」のお菓子やカードのデザインを手掛けたことから、「ネイガー」「マブヤー」のプロデューサーである海老名保さんと知り合い、「大阪にもヒーローを作ろう」と意気投合したという。
「トライオー」のネーミングは、「阪神タイガースのトラ」「挑戦するという意味のトライ」「大阪のオー」から付けた。いつも面白くないことを言ってスベっている敵キャラ「スベル族」から大阪を守るために日々戦うという設定。
公開トレーニングは、10月の正式デビューを前に、心・技・体を鍛えるために行ったもので、メディアの前に登場するのは今回が初めて。「大阪で最強の井岡ジムに、パンチを伝授してもらおうとお願いした」と新井さん。トレーニングを終えた井岡さんは、トライオーについて「左ジャブは大したことはないが、予想以上に右ストレートが強かった。右ストレート、右のアッパー、右のオーバーハンドパンチの3種類を使ってほしい。大阪の平和を守ってくれると思う」と期待を寄せた。
10月のデビュー後には、トライオーを主人公とした特撮番組をユーチューブで配信するほか、ヒーローショーの開催、イベントへの参加、グッズ販売などを予定している。