2012年4月8日にオープンする「オリックス劇場」(大阪市西区新町1)のオープニング記念公演として、「新日本フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会」が決まった。
同劇場は、昨年3月末に閉館した旧「大阪厚生年金会館大ホール(以下、旧大ホール)」をリニューアルオープンするもの。2009年10月に大阪厚生年金会館を落札したオリックス不動産(東京都港区)が、特徴的な備前焼の陶板打ち込みタイルを使用した外壁はそのまま残す一方、耐震改修工事や音響・照明設備の更新工事を行っている。
リニューアルにより同劇場は、ポップスやロック音楽のほか、クラシック、ミュージカル、オペラ、演劇など幅広い公演内容に対応する。座席数は従来と変わらず、1階=1255席、2階=383席、3階=762席の計2400席。
オープンニング記念公演は、1972(昭和47)年に小澤征爾さんの下、自主運営のオーケストラとして創立された「新日本フィルハーモニー交響楽団」を、宮川彬良さん、下野竜也さんが指揮する。宮川さんは舞台音楽家として知られ、NHKのテレビ番組にも出演する。下野さんは国内のほかイタリアやフランスでも活躍する若手指揮者。
演奏内容は、前半は「大阪で生まれた女」「悲しい色やね~Osaka Bay Blues」など大阪にちなんだ曲に宮川さんがアレンジを加えて指揮。後半は「ベートーベンの交響曲第7番」などを下野さんが指揮する。
チケットの発売開始は12月を予定。