なんばCITY地下2階の書店「旭屋書店 なんばCITY店」(大阪市中央区難波5、TEL 06-6644-2551)に12月2日、鉄道コーナーがオープンした。
鉄道ファンから「東の書泉グランデ、西の旭屋」と言われるほど、鉄道本が充実していることで知られる「旭屋書店 本店」(北区)が、ビルの老朽化のため12月末をもって約3年間の一時閉店となるため、「鉄道の聖地をなくしてしまうのはもったいない」という声が社内外からあったことが、同店への鉄道コーナー設置のきっかけとなった。
鉄道コーナーには、単行本のほか、「鉄道ファン」「鉄道ジャーナル」「鉄道ピクトリアル」など約10種類の鉄道雑誌のバックナンバーをそろえるほか、DVDはテイチク、ビコム、パシナ倶楽部のものをほぼそろえ、人気が高いという。そのほかおもちゃ、シール、雑貨などのグッズコーナーを展開、「こだま号方向版」(9万4,500円)など実際の列車で使用されていたグッズも販売する。
自身も鉄道ファンという城崎(じょうざき)友博店長は、「鉄道コーナーへの来店客は男性が多い。大学の鉄道研究会の方から『DVDコーナーや鉄道ピクトリアルのバックナンバーが充実している』と言われるなど狙い通り。今後は書籍のボリュームを増やすほか、鉄道ファンでない人や子ども、女性客にも興味を持ってもらうために、グッズコーナーの方向性を模索したい」と話す。
城崎さんを含むスタッフ5人で、新入荷品やおすすめ本を紹介するブログも始めた。今後は雑誌の編集長を招いたトークライブや、鉄道写真の展示などもしていきたいという。