FM大阪(大阪市浪速区湊町1)は4月11日、同局が掲げる飲酒運転撲滅キャンペーン「SDD」の一環として集まった募金2,152万2,658円を交通遺児等育成基金に寄付した。
同局は2007年より、飲酒運転根絶の啓発キャンペーン活動「STOP!DRUNK DRIVING PROJECT」(SDD PROJECT)を実施。2011年度は内閣府、警察相、法務省、国土交通省、大阪府、大阪市など官公庁をはじめとする12の関連省庁や団体、40社以上のパートナーが参画。「SDDこどもサミット」「SDDタウンミーティング」、多くのアーティストが参加した「LIVE SDD」などのイベント活動も行っている。
当日、5年目のプロジェクト展開中に集まった募金2,152万2,658円の贈呈セレモニーが同局で行われた。FM大阪の田辺善仁社長から寄付金が、プロジェクトパートナーを代表して阪急電鉄の角和夫社長から記念品が、交通遺児等育成基金の谷口隆司さんに手渡された。
田辺社長は「飲酒運転はなくすことができると思うし、なくなるまで活動を続けていこうと思う」と話した。角社長は「5年間で確実に進化し認知も増えた。今後もさらに進化したプロジェクトに育ててほしい」と期待を寄せた。谷口さんは「交通事故で悲しい思いをする人が1人でも減ればという思いで頑張りたい」と話した。
今回の募金は、半額が交通遺児等育成基金に、半額が同基金内に新たに設立されたSDD基金に寄付される。