大阪・南船場の写真ギャラリー「Photo Gallery 壹燈舎(いっとうしゃ)」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6121-6202)で5月22日から、映像インスタレーション「私が 見られようとするときの そのときの私」が始まる。
同ギャラリーのスタッフでもあり、同志社女子大学情報メディア学科で写真や映像などを使った現代アートについて学ぶ有元梨沙さんが、大学の進級制作として手掛けた映像インスタレーションを公開する同展。
「高校までは制服があったが、大学に入って制服がなくなり、服選びが大変になった」という有元さんが、翌日に着る洋服を選ぶ様子を、約8分間の等身大の映像で映し出す。約30着の洋服を悩みながら、何度も着替えを繰り返す様子を作品にした。
「おしゃれにそんなに興味があるわけではないのに、こんなに必死になって洋服を選んでいる、ここまで頑張っているということは、一番人には見られたくないもの」と有元さん。大学内で同作品を上映した際には、女性からは「分かる」「リアルな感じがする」などと共感を得たが、男性からは「着替えを見せるのはすごい」などの反応があったという。
会場では、映像インスタレーションのほか、映像の一部から有元さんの写真も展示する。
開館時間は12時~19時(最終日は18時まで)。入場無料。今月27日まで。