大阪・アメリカ村のカフェ「digmeout(ディグミーアウト)ART&DINER」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6213-1007)で6月24日、面白い間取り図を楽しむイベント「間取り図ナイトツアーファイナル」が開催された。
ミクシィの「間取り図大好き!」コミュニティー管理人の森岡友樹さんが主催する同イベントは、「面白い間取り図を見ながら皆で笑う」コンセプト。5年前に初開催し、これまで東京・大阪で12回開催。初回を除く11回のチケットが完売するほどの人気を誇る。
今回の「間取り図ナイトツアー」は、東京・名古屋・高松・神戸・福岡・岡山・大阪の順に7都市を巡り、大阪でファイナル。昨年2月・6月に同カフェで2回開催され、今回で3回目となった。
イベントには、森岡さんと共に、団地愛好家・工場愛好家などとしても知られる住宅都市整理公団総裁の大山顕さんがパネリストとして参加。全国の賃貸マンションなどの物件の面白い間取りをプロジェクターで表示し、それに対して突っ込みなどのコメントを加えた。
今回の参加者の約半数が初参加。第1部では、「間取り図ナイト」の説明から始まり、玄関から外を通らないと浴室に入れない部屋、出窓の概念を覆す物件などを紹介した。
大山さんが、団地の歴史やマンション宣伝広告に見られる文句の「マンションポエム」を紹介する一幕も。「大阪はいい団地がたくさんある」「あなたたちは何のためにここに住んでいるんですか」とのトークに、会場からは笑いが起きた。
始めてイベントに参加者は、「画像だけじゃなくトークも楽しめる。間取り図を見ることがこんなに楽しいとは思わなかった。今度物件を探すときには、間取りも注意して見て行きたい」と話した。
ファイナルを終えて、森岡さんは「大阪の人はシビアな人が多いが、反応も良く、皆さん楽しそうだったのでよかった」と話した。