阪神電鉄は1月7日、同9日~11日に西宮神社(兵庫県西宮市)で行われる「十日えびす(えべっさん)」のPRイベントを、大阪難波駅構内で行った。
同イベントは、「西宮神社とそのかいわいの良さを知ってもらい、沿線の活性化を図る」(同社)ことを目的に、毎年新春に行っているもの。もともと海の安全と豊漁の祈願をするものとして行われ、文楽人形浄瑠璃芝居などの元祖となった人形操りの「戎舞(えびすまい)」が披露された後、同神社のみこが、近鉄大阪難波駅の杉野康隆駅長と尼崎駅の大西達也駅長に、電車の安全運行を祈願した「特製大熊手」を贈呈した。
大西駅長は「快速に乗れば西宮まで30分で行けるので、ぜひ西宮神社に来てほしい」、杉野駅長は「3月21日に新型特急しまかぜがデビューする。また今年は伊勢神宮の式年遷宮という大きな行事がある」とそれぞれコメントした。その後、詰め掛けた観客ら先着100人に、阪神タイガースのマスコットキャラクター「トラッキー」があしらわれた「オリジナル熊手」が配布された。
同神社は、福の神えびす様をまつり、年の初めに商売繁盛を祈願する「十日えびす」を執り行うなど、日本を代表する神社の一つとして知られており、全国に約3500あるえびす神社の総本山。