なんば戎橋筋商店街は5月16日、スイスホテル南海大阪(大阪市中央区難波5)で講演会「ミナミの次の100年」を開催し、道頓堀川開削400周年記念事業プロデューサーに就任した堺屋太一さんが登場した。
同商店街設立100周年を記念した講演は、「大阪ミナミが、世界中、日本中の人々が集うエリアとしての都市魅力を保ち続けるには、これからの100年、何を考え行動していけばよいか」を市民らと共に考えることが目的。
堺屋さんは今後のミナミの100年について「日本は変えないといけないことはたくさんある。その一番変わらなければいけないのが大都市。そこに、非日常的で突拍子もない新しい名所をつくらないといけない」と話し、それが2015年の実現を目指し計画が進められている巨大プール「道頓堀プール」だと力説した。
1年のうち9週をプールに、40週を水上ステージにすることや音や光にこだわることなどを説明し、「『大都市の真ん中に水上ステージがある』と、世界中に注目されることになる」と力を込めた。「不安を抱えている人や反対する人もいるがミナミの発展のために道頓堀プールに協力してほしい」とも。
同構想は昨年7月に発表され、2015年の実現を目指し、議論が進んでいる。