大阪・道頓堀に7月28日、松竹芸能（大阪市浪速区）の新劇場「DAIHATSU MOVE 道頓堀角座」（中央区道頓堀1）がオープンするのに先駆け、26日、報道陣らに内部が公開された。

劇場内部の様子

　江戸時代に道頓堀が芝居街として栄えていたころに、「道頓堀五座」の一つとして知られていた「角座」の跡地にオープンする同劇場。赤と黒を基調とした内外装の小規模劇場で、128席を設け、寄席やお笑いライブなどを連日開催する。

　劇場の2階には、同社オフィスを引っ越した。「工場」と「向上」を掛け合わせた「松竹芸能お笑いkojo」をコンセプトにコクヨが手掛けたオフィスには、ヘルメットをイメージした照明や、ユニークな会議室を設けた。劇場前にはトラックを改装した「まるみえ社長室」も設置。ガラス張りの社長室で、打ち合わせの様子などを見ることができる。

　劇場前の「角座広場」にはステージを設置し、さまざまなイベントを行うほか、東京・銀座で人気の高い「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」のコラボ業態「俺のフレンチ・イタリアン」、カフェ&スペインバル「RISA」、たこ焼き「くれおーる」の飲食店3店舗が出店する。また芸人が街の観光案内を行う「お笑い観光案内所」、芝居小屋の象徴として「やぐらのモニュメント」なども設置する。