阪神電鉄子会社の大阪ダイヤモンド地下街は2月1日、アメリカ村の複合商業施設「ビッグステップ」の運営管理業務を同日から開始したと発表した。
アメリカ村のランドマークであるビッグステップは、大阪市の土地信託事業として1993年に建設された複合商業施設で、多額の負債を抱えていたことから、一昨年から売却が検討されてきた。昨年末に不動産投資会社「パシフィックマネジメント」へ167億円での売却がまとまり、施設の運営方法などが検討されてきた。
同社の梅田地区における「ハービスENT」や「ディアモール大阪」などの開発・運営の実績をパシフィックマネジメントが評価され、今回の運営受託が決定した。パシフィックマネジメントは子会社のパシフィックリテールマネジメントを通じて、ビッグステップのテナントリーシングなどの運営管理業務を委託する。
阪神電鉄は来年春に「阪神なんば線」の開業を控えており、新たに沿線となる難波地区の沿線価値の向上を図っている。