難波の複合商業ビル「namBa HIPS(ナンバヒップス)」(大阪市中央区難波1)の3階・4階に12月1日、「ビアハウス86」と「カラオケ86」が同時オープンした。
店名「86 eighty-six」の由来は、1922年アメリカ禁酒法時代のニューヨーク・マンハッタン・ベッドフォードストリート86番地。建物の扉に「86」の文字だけの限られた人だけに開放された闇酒場で、当時酒を楽しむには常に逃げる準備が必要だったため、政府の取り締まりが来ると、店主が叫ぶ「Your All 86ed」を合図に一斉に隠し扉から裏口へと逃げ出したという。うわさされる86番地は部外者が行っても誰もいない、何もない場所で、それが転じてアメリカのウエーターの中では「86」は売り切れを意味する言葉になり、同店も「早く行かなければ売り切れる」「誰かに教えたくなる楽しい場所」という意味を込めている。
4階の「ビアハウス86」は、8種類のクラフトビール(750円~)や世界のビールなど、ドリンク全86種類を用意するほか、星付きレストラン出身シェフによる「フレンチ・アメリカン・キュイジーヌ」料理を提供する。メーンダイニングと有名デザイナーの家具を配置した個室が6室ある。客単価は、3,000円。
3階の「カラオケハウス86」は、全30室のうち25室が禁煙ルームで、最大収容人数は268人。テーマは「エブリディ ハロウィン」で、150着以上のコスプレ衣装を無料で貸し出し、フィッティングルームも完備する。4階同様星付きレストラン出身シェフの料理も提供する。
営業時間は、「ビアハウス86」=17時~翌2時、「カラオケ86」=11時~翌5時。