心斎橋筋北商店街のアーケード(全長約250メートル)が全面改修を終え、12月20日に完成セレモニーが行われた。
雨漏りや老朽化による安全対策として45年ぶりに改修されたアーケードは、「和風の迎賓アーケード」がコンセプト。木目調の柱、障子風の天窓、鏡面の欄干から成り、長堀側の玄関には「江戸時代の浮世絵風の人通り」を表現した影絵が描かれた。また、蛍光灯から発光ダイオード(LED)になったことにより、電気代がこれまでの3分の1に抑えられるという。
セレモニーでは、難波神社の宮司による祈とう後、アーケードの点灯式やテープカット、乙女文楽による演舞などを実施。商店街では、ちんどん屋が完成記念のお祝いとして演奏しながら練り歩いた。
心斎橋筋北商店街振興組合の春木洋次理事長は「天窓が障子風になったことで日差しが和らぎ、夏場は3割ほど暑さがカットされる」と話す。