北堀江のギャラリー「CAVE」(大阪市西区北堀江1)で2月23日・24日、「団地マニア」による「団地写真展 2008 in 大阪 ネコと団地とトイカメラ」が開催される。
同イベントは、全国の「団地好き」が集まるグループ、プロジェクト「D」のメンバーで、ウェブサイト「市街地住宅K.K」を運営する辻野憲一さんが主催するもの。同グループが不定期に開催するイベント「団地バー」が1周年を迎えるにあたり企画されているもので、「団地好き」の3人が、団地と団地に暮らす「猫」をモチーフとした写真を約50点展示するほか、特製スイーツの提供を行う。
「団地に住もうと思った」ことがきっかけで団地に興味を持った辻野さんは、今では「団地マニア」として各メディアの取材を受けるまでになった。昨年結成したプロジェクト「D」は、各メンバーが写真集やDVDを出版したり、団地撮影ツアーやトークショーなどのイベント企画を行っている。昨年9月に開催したトークイベント「ダンパク団地博覧会」は、団地好きの間で話題となり、ニュース番組にも取り上げられた。
団地の魅力について、辻野さんは「団地は全国どこにでもあるが、よく見ると運営団体や種類がひとつひとつ異なっている。建て替えになるような古いものに限って、珍しい形をしていたり、凝った作りをしているなど興味深い」と話す。「古い、汚いと思われがちの団地だが、家賃も安く、実は住み心地が良い。実際にお年寄りが長期間住んでいるケースも珍しくなく、団地に猫が多いのも住み心地がいいからでは」とも。
写真展に関連して、23日にはライブハウス「クラブ ジャングル」(中央区東心斎橋1)でトークショーも予定。辻野さんは「写真展は今回が1回目。今後さらに活動を広め、全国で開催していきたい」と意欲をみせる。
写真展の開催時間は10時~17時。