大阪・宗右衛門町のトークライブハウス「ロフトプラスワン・ウエスト」(大阪市中央区宗右衛門町、TEL 06-6211-5591)で4月29日、参加者全員がハトマスクをかぶる異色のイベント「ハトナイト in 大阪」が開かれた。
ニフティ(東京都新宿区)が運営するウェブサイト「デイリーポータルZ」編集長の林雄司さんが手掛ける人気イベント。もともと同サイトの記事内でハトを扱うことが多かった林さん。「ハトが好きだと思われて、ハトマスクの購入を勧められた」ことをきっかけに、「せっかくだから大人数でマスクをかぶるイベントを開催しよう」と企画した。2013年8月に新宿ロフトプラスワン(新宿区)でスタートし、参加者全員にハトマスクを配布。ソーシャルメディアで多数拡散され、話題のイベントとなった。
今回の「ハトナイト in 大阪」では、希望者に昼からハトマスクを配布。開始前に街でマスクをかぶっての撮影を推奨し、多くの参加者が個性の光る写真をツイッターで投稿した。大阪市内から訪れたという2人は、「友人から教えられて参加した。とても楽しみ」と言いながら、なんばの街中での写真撮影を楽しんだ。
イベントが始まると林さんは、過去のイベントの様子や投稿写真を紹介しながら、「ハトっぽい写真」について解説。途中では、全員がマスクをかぶっての記念撮影や、希望者が近くの店舗まで豆を買いに行く様子を中継するなどのコーナーも設けられ、約120人の参加者たちはハト人間に成り切る貴重な体験を味わった。
ハトの魅力について「街にいても、存在を主張しているようで主張していない。例えば馬だと個性が強すぎる。ハトだからこその絶妙な違和感がいい」と語る林さん。大阪での開催については「お互い写真を撮り合ったり、仲良くなったりと、参加者同士のつながりが生まれやすい」と話した。