大阪コミュニケーションアート専門学校(大阪市西区北堀江2)は2015年4月、次世代の映像クリエーターを育成する「3Dプロジェクションマッピング専攻」を新たに設置する。
同校は1988年の開校以来、産学協同教育システムを教育の柱に、3年制でクリエーターを育成しており、デザイン・ゲーム・CG・漫画・アニメ業界に卒業生を輩出している。企業から課題をもらって取り組む「企業プロジェクト」では、企画・作品制作・プレゼンテーションまでを現場同様に学ぶ取り組みも行っている。
「3Dプロジェクションマッピング専攻」は、公演・イベントの企画・運営でさまざまな公共機関と多くの取り組みを行っているアートコンプレックス(京都市)と共に、プロジェクションマッピングの技術とコミュニケーション力を備える人材を育成するもの。既に在校生が同社と共に、京都市美術館でのプロジェクションマッピングのプロジェクトに参加しており、9月20日・21日に行われたプロジェクションマッピングのコンペティション「岡崎ときあかり2014」では、審査員奨励賞とフラットエージェンシー賞をダブル受賞した。
同校教職員の田中義乃さんは「学生からは『新しい映像表現を学べる』との反応があった。自分の表現を見つけてほしい」と話す。