リニューアル工事が進められていた大阪・道頓堀のシンボル「グリコ看板」が完成し、10月23日夕方、「6代目グリコサイン点灯式」が行われた。
江崎グリコ(大阪市西淀川区)のグリコ看板は、1935(昭和10)年に初代が設置され、来年で80年目を迎える。戦時中に鉄材供出のため撤去されたほか、隣接するビル改装などの理由から4度リニューアルされており、今回で5度目のリニューアルとなる。新たに設置された6代目看板は、LEDチップを14万3976個採用。高さ20メートル、幅10.38メートルで、5代目と比べ高さは同じだが幅は47センチ短くなった。
点灯式では、同社の江崎勝久社長が「青色LEDの技術を活用した」とあいさつ。続いてゲストとして登場した綾瀬はるかさんは、リニューアル工事中に「ゴールイン」する姿の綾瀬さんがプリントされた特別工事幕が掲げられていたことについて、「本当に光栄なこと。家族も見に来ていた」とコメントした。
戎橋の上から点灯式を見守っていた寝屋川市の会社員、小川依里さんは「綾瀬はるかさんの工事幕を見に来たところ、点灯式の日だった。14時30分から待っていた。大阪の象徴が帰ってきてくれてうれしい。LEDになり、すごくきれい」と話していた。