シネマート心斎橋(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6282-0815)で3月16日、映画「ブラブラバンバン」主演の安良城紅さんと草野陽花監督による舞台あいさつが行われた。
柏木ハルコさんの漫画を映画化した同作品は、安良城さん演じるユニークなキャラクター「芹生百合子」を中心に巻き起こる、高校の吹奏楽部を舞台とした青春ストーリー。心地良い音楽を聴くと気分が高揚し、人格が変わってしまう「芹生」は、仲間たちとともに「ブラスバンドの甲子園」とも言われる「普門館」を目指す。
舞台あいさつでは、登壇した2人に花束が贈呈された後、撮影の様子や秘話などが披露された。1カ月間にわたる撮影は廃校を借り切って行い、俳優らは深夜までブラスバンドの練習を行うなど、「部活の合宿のような現場だった」(草野監督)という。ホルンと指揮を操るセクシーな女子高生を演じた安良城さんは「良い音楽を聴聞いて気持ちが『ハイ』になるのは分かる。中学・高校とブラスバンド部に所属していたので、撮影は学生時代を思い出して懐かしかった。ホルンは撮影の1カヶ月前から練習を始め、ラストシーンでは自信を持って演奏することができた」と振り返った。
草野監督は、「『ハチャメチャ』なストーリーの中に、各キャラクターが成長していく様子を描いた。アーティストとして活躍する安良城さんは、映画の中でもその音楽性を十分に発揮しているのでは」と話し、「『あり得ない』演出もたくさんあるが、それ以上にチームワークや友情、音楽の素晴らしさを感じていただければ」(安良城さん)と締めくくった。
インタビューに応じる安良城紅さんと草野陽花監督(関連画像)シネマート心斎橋、開館2周年で「韓流シネマ・フェスティバル」(なんば経済新聞)「ラスト、コーション」先行上映に中孝介さん-イメージソングを熱唱(なんば経済新聞)シネマート心斎橋ブラブラバンバン