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「気軽に楽しんで」 ミナミで英国式ブラスバンド、代表は「魚屋」

普段は魚屋を経営している代表の江頭弘康さん

普段は魚屋を経営している代表の江頭弘康さん

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大阪・北堀江を中心に、英国式ブラスバンド「Japan Symphony Brass(ジャパン・シンフォニー・ブラス)」が活動している。

普段の練習風景

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 英国式ブラスバンドは、19世紀後半にイギリスで確立された、弦楽器や木管楽器を含まない、金管楽器や直管楽器、打楽器のみで構成されたバンド。同バンドは、2015年5月に活動を始めた。普段は鮮魚店を経営している江頭弘康さんが「敷居が高くてなかなか音楽を始めることができない人に、英国式ブラスバンドの楽しさを知ってほしい」という思いで結成した。

 小学校3年生のころに英国式ブラスバンドの核となる楽器「コルネット」に出合い、楽団に所属したほか、自ら楽団を主宰するなどしてきた江頭さん。練習やコンサート主義で、ピリピリしている雰囲気の中で音楽をする楽団のスタイルに疑問を感じ、同バンドを結成。関西の主要楽器店にチラシを配ったり、SNSを活用したりするなどしてメンバーを募り、楽器の購入代や楽譜代などに私費で約1,000万円を投じるなどを経て現在に至る。

 現在10歳~65歳の幅広い年齢の28人が所属し、女性が7割を占める。隔週日曜になんばエリアを拠点に練習にしており、「練習風景は、僕が目指していたまるでクラブ活動や大学のサークルのような雰囲気」と江頭さんはうれしそうに話す。練習は1回500円で気軽に参加できる。練習曲は、簡単な曲からコンテスト曲まで初心者の人でも楽しめるように工夫している。

 江頭さんは「初心者大歓迎で、仕事や家庭を優先しながらみんなが和気あいあいと音楽を楽しんでいる。英国式ブラスバンドは実際に見ないと魅力が伝わらない。ぜひ遊びに来るつもりで体験会に来てくれたらうれしい。最終的には46人までメンバーを増やして、より肉厚な音楽を奏でたい」と意気込みをみせる。

 次回体験会は3月6日。開催時間は18時~21時。場所は大阪市立西区民センター(大阪市西区北堀江4)。

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