大阪・南船場の展示スペース「ドゥラポ」（大阪市中央区博労町4、TEL 06-6282-5003）で11月19日、リアル赤ちゃん人形の展示会「天使のリボーンドール展示会 2016」が開催される。

ミルクを与える様子

　主催は「天使のリボーンドール」(堺市)。リボーンドールはシリコンやゴムで作られた赤ちゃん人形。専門の作家により、髪や肌の質感、よだれなどが細かく再現される。価格相場は10万円～30万円で、300万円を超えるものも。同イベントでは25体を展示する。リボーンドール単独の展示会は日本初。

　2013年よりリボーンドールの販売を始めた同店。人形と里親のマッチングを行う「お見合いルーム」を設けるなど、これまでに約850体を販売している。同店広報担当は「購入者の9割が女性。子どもを亡くした方、子どもに恵まれない方など、わが子の代わりとして購入される」と言う。購入後は「ベビー用品をそろえたり、服を着せ替えたり、中にはベビーカーで連れて外出する方もいる」とも。

　同店の中店明子店長は「自分自身子どもに恵まれなかったが、リボーンドールを子どもとしてかわいがることで心が満たされることを経験した。同じような悩みを持つ方にリボーンドールの存在を知ってもらいたい」と話す。

　開催時間は10時30分～17時。入場無料。