大阪・北堀江に複合飲食施設「ちゃぶマイル」(大阪市西区北堀江2、TEL 06-6578-2900)が7月1日、オープンした。ふぐ料理店「玄品ふぐ」を全国に展開する関門海(大阪市西区)と、カフェやレストランの運営・企画を行うバルニバービ(西区)のコラボレートによるもの。
ちゃぶマイルは、複数ジャンルの飲食施設が同じ空間で店を展開する「イートマーケット」。100坪の店内には、北海道イタリアンバール「ezoccino」やお好み焼き「お好み たまちゃん」、沖縄料理「沖縄 Kitchin バナナ」、焼酎バー「Bar 灯屋」など9店舗が入る。両社の協力会社や一般公募により出店店舗を決定した。各店舗で客席が9~42席の小規模店舗で、合計161席。店舗ごとに会計を行う。
店内は、店舗ごとの仕切りは設けておらず、1つの大きな店舗(コミュニティー)になっているのが特徴。コミュニティーで運営を行うことを基本とし、イベントやキャンペーンなどの企画も各店舗によるミーティングで決定していく。「コミュニティー内で調味料を貸し合うような『町内会』形式で補い合い、施設を盛り上げていってほしい」(広報担当の池田正之さん)。
「仕出しメニュー」も用意しており、他の店舗のメニューでも注文でき「家族連れで好みが分かれても仕出しで届けられるので、みんなに楽しんでもらえる」(同)。ターゲットは、平日は会社帰りの20代後半~30代後半を中心としたビジネスマン、週末は近隣に住む家族連れを想定している。客単価は店ごとに異なるが、2,500円~3,500円が中心。
池田さんは「大都市圏では新しいビルの建設が続いており、古い空洞化したビルの活性化を図るビジネスモデルになれば」と話す。今後は、両社発祥の地である大阪を中心に店舗を展開、将来的には関東進出も狙う。
営業時間は店舗により異なる。
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