南海都市創造(大阪市中央区難波5)は7月23日、ホテル南海なんば跡地に建設するサービスアパートメントについて、シンガポールに本社を置くフレイザーズホスピタリティー社と業務提携すると発表した。
サービスアパートメント施設「フレイザーレジデンス南海大阪(仮称)」の建設予定地は、南海難波駅をはじめ、なんばCITY、なんばパークス、高島屋などの商業施設が集まるなんばエリアにあり、利便性が高い。関西国際空港へのアクセスにも優れていることから、外国人ビジネスマンを主なターゲット層に設定した。シャープが大阪府堺市に建設中のテレビ用液晶パネルと薄膜太陽電池の製造工場が2010年に稼働予定であることに関連して、新工場関連企業のビジネスマンや家族の利用も想定している。
サービスアパートメントは、コンシェルジュやハウスキーピング、朝食サービスなど、ホテルと同等のサービスを提供する。各部屋にはキッチンや家具を完備し、中長期滞在者向けの宿泊施設となる。フレイザーズホスピタリティー社は世界各国でサービスアパートメント事業を展開しており、日本国内では東京・新宿に続き2例目となる。南海都市創造は、フレイザーズホスピタリティー社の持つネットワークを活用することで集客につなげられると期待する。
同施設は、地上13階建て110室を予定しており、完成後はフレイザーズホスピタリティー社が運営する。2009年春に着工、2010年秋の開業を目指す。
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