九州・関東を中心にとんこつラーメン店「一蘭(いちらん)」を展開する一蘭(福岡市博多区)は9月2日、関西地方では初の出店となる「一蘭 道頓堀店」(大阪市中央区宗右衛門町、TEL 06-6212-1805)をオープンすると発表した。
同店は現在、九州地方に10店舗、関東地方に10店舗、東海地方に1店舗を展開しており、関西地方への出店は初となる。店舗面積は33坪、カウンターのみの20席を設ける計画で、道頓堀店の初年度売り上げは2億8,100万円を見込んでいる。
1960年(昭和35年)に日本初の会員制ラーメン店として福岡市で創業した同店は、唐辛子を基本とした30数種類の材料を調合した「秘伝のたれ」と、自家製生麺を使ったとんこつラーメンに絞り込んで提供する。「味の濃さ」「麺のかたさ」「秘伝のたれの量」など7項目について好みの味をオーダー用紙に書いて注文することができる。
「本当に美味しく食べていただきたいという思いを形にした」という「味集中カウンター」も同店の特徴。カウンターの1席1席に、目の前に「のれん」と、隣席との間に「仕切り」を設け、半個室状態で「集中して」ラーメンを食べることができる。
出店場所は道頓堀のドン・キホーテすぐそばで、昼夜を問わず人通りの多い繁華街。広報担当の吉村裕子さんは「関東よりもむしろ関西から、出店を要望する声は多かった。道頓堀で良い物件が見つかったため、大阪に初出店することになった」と話している。
営業時間は11時~翌6時。年中無休。