
長期滞在向けホテル「& Here(アンドヒア) OSAKA NAMBA」(大阪市中央区難波千日前)が4月24日、大阪・難波に開業した。
「日鉄興和不動産」(東京都)の100%子会社「NSKREホスピタリティ」(同)が展開する同ホテル。インバウンド客や3世帯旅行客などの長期滞在をターゲットに3月、東京・上野に1号店をオープンした。2店舗目となる「&Here OSAKA NAMBA」は、「なんばグランド花月」「黒門市場」などの観光地からほど近い、なんさん通り沿いに出店した。平屋のレセプション棟と14階建ての客室棟の2棟で構成する。
客室は、9種類89室を設ける。スイートルームは、掘りごたつ式のリビングスペースを設けた「エグゼクティブスイート 宴通(うたげどおり)」(広さ79平方メートル)、通天閣を望む「デラックススイート 憩筋(いこいすじ)」(同76平方メートル)の2種類。2段ベッドを備えた「デラックスファミリーバンク」(同38平方メートル)や朱色を基調にした「スーペリアファミリーバンク」(同38平方メートル)などもそろえる。
屋上には、大阪の街並みを見下ろせるルーフトップテラスを設置。1階のセルフラウンジ「NAMbar」では、ドリンクやスナックを提供するほか、周辺のお薦めスポットを紹介する「&LOVER MAP」を掲示する。大阪らしさを表現しようと、館内BGMには大阪出身のバンド「アンダーグラフ」が制作したオリジナルBGMを採用するほか、芸人アーティスト・たいぞうさんのアート作品を館内に飾る。
大谷宗徳社長は「1人当たり10平方メートルのスペースを利用できる客室構成。日本橋や西心斎橋など周辺エリアにも出店を予定している」と話す。
1室1泊当たりの宿泊料金は2万円~。