
ロールキャベツ専門店「and Roll(アンドロール)」(大阪市西区新町1)が大阪・新町にオープンして1カ月がたった。
店舗面積は約23坪。席数は、カウンター=5席、テーブル=18席。店主は関根ヤフミさん。20年以上プロのミュージシャンとして活動した経歴を持ち、現在は京都の音楽フェス「MAIZURU PLAYBACK FES.」のクリエーティブディレクターを務めている。店内の棚には、私物というロックの歴史が分かる写真集を飾るほか、ネオンサインで装飾したシマウマやライオンなどの写真を壁面に飾る。
新町に出店した理由を「目の前にコンサートホール『オリックス劇場』が立地するため音楽ファンが集うから。落ち着いた雰囲気の街だったことも決め手になった」と話す。メニュー開発は、弟の関根裕治さんが担当。裕治さんは、名古屋のハンバーガー店「ハンバーガー生活のすすめ」を経営している。
ロールキャベツは5種類を用意。看板メニューは、客に自分で巻いてもらう体験型の「手巻きロールキャベツ “h” and Roll」(1,600円)。炭火で焼いた鹿児島県産の黒毛和牛100パーセントのパティを鉄板にのせ、キャベツは全卓上に設置した台につるして提供する。このほか、一晩煮込んで素材のうまみを引き出した「プレーン」(1,200円)、香り付けにオレガノを使う「トマトクリーム」、10回以上ソースの試作を重ねたという「デミグラス」(以上1,300円)、和牛の脂を使ったシチューを合わせた「特製ロールキャベツ ホワイト」(1,400円)を用意する。
ライス(300円)や「本日のスープ」(600円)のほか、ミニトマトを茎ごと卓上の台に吊り下げて提供する「つるしトマトの収穫祭」(600円)や、高温の鉄板で提供する「ベーコンとキャベツのダンスアヒージョ」(1,000円)などサイドメニューもそろえる。
ヤフミさんは「ロールキャベツをラーメンやハンバーグなどのぱっと思い付く外食の選択肢の一つにすることが目標。わくわくすることを世の中に一つでも増やしたい。体験型メニューを用意しているので来店してもらえれば」と話す。
営業時間は、11時~15時、18時~22時。