大阪・ミナミの道頓堀に11月1日、肉巻きおにぎりの「とろや 道頓堀店」(大阪市中央区道頓堀1)がオープンした。運営は自動車買い取りサービスのドリームアドバンス(松原市)。
肉巻きおにぎりは宮崎が発祥で、東国原英夫・宮崎県知事のPRで有名になった。「とろや」の店名は同店店長とお笑いコンビ「とろサーモン」が同級生で親交があったことから名付けたという。東心斎橋に既に店舗を構えており、道頓堀へは初めてケータリングカーでの出店となる。「四海楼 ペアスタイル店」の協力で、同店敷地内にオレンジ色の車体のケータリングカーを置いた。
同店の肉巻きおにぎりは、代表の日野広志さん自ら買い付けた広島県庄原産のコシヒカリ「しづか米」の新米を使う。日野さんは「食品偽装や事故米などの問題があり、消費者により安心して食べていただけるように選んだ」と話す。包む豚肉は国産を使用、関西人の口に合うよう薄味の特製タレを開発し、豚肉のおいしさを残しあっさり味に仕上げた。
俵型に握ったおにぎりをモモ肉とロースで包んだ「にくまきおにぎり」(300円)、モモ肉とチーズで包んだ「チーズにくまきおにぎり」(300円)、モモ肉とロース、チーズで包んだ「スペシャルチーズにくまきおにぎり」(350円)の3種類を販売する。
オープン初日の11月1日は開店直後から若者らが行列を作り、若手お笑いコンビらも応援に駆け付けた。「肉巻きおにぎりを知らない人が多く、興味を持ってもらいやすい」(日野さん)。「『道頓堀に行ったら肉巻きおにぎりを買ってきて』と言われるまでになれば」(同)と新たな道頓堀名物を目指す。当面は1日1,000個以上を販売目標に据え、今後はケータリングカースタイルでのフランチャイズ展開を進めていく。
同店は来年4月30日までの期間限定営業。営業時間は12時~23時。