なんばパークスに「光と音を奏でる」ツリー-松尾高弘さん個展

インタラクティブアーティスト・松尾さんによる「光を奏でるクリスマスツリー」

インタラクティブアーティスト・松尾さんによる「光を奏でるクリスマスツリー」

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 なんばパークス(大阪市浪速区難波中2)7階のパークスホールで12月9日、インタラクティブアーティストの松尾高弘さんによる個展「光を奏でるクリスマス」が始まった。

手に持った光る球体に合わせて白いチョウが舞う

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 松尾さんは、体験者の身体動作をCG映像や音、光と融合させて表現するインタラクティブアーティスト。「体験できるファンタジー」をテーマに、人の自然な動きによって反応する幻想的なインタラクティブインスタレーション空間をつくり出す。国内外での展覧会のほか、パブリックスペースデザイン、企業のパビリオン演出、コンサートやブライダルの演出など、インタラクティブ空間のプロデュースを行っている。

 同展には、オーストリアやフランスなど世界8カ国を巡回した、手に持った光る球体に合わせて白いチョウが舞う「Phantasm」(2005年)、指輪をつけた手をかざして振ると、手から色とりどりの光の玉があふれ出す「Floating Light-光、降る夜-」(2003年)、「展示の直前にでき上がった」(松尾さん)という新作「光を奏でるクリスマスツリー」(2008年)の3点を展示。照明を落とした会場は、音と光が融合した幻想的な空間となっている。

 「参加型のクリスマスツリーは学生のころからずっと作りたいと思っていた。今回念願のお披露目となった」と松尾さん。中央にたたずむツリーのオーナメントを揺らすと、ツリーが光と音を奏で始め、さらに別のオーナメントを揺らすと、光と音が広がりきらびやかな空間を彩る。

 松尾さんは「簡単なしぐさで参加していただけるので、ぜひインタラクティブアートを肌で感じてもらいたい」と話す。「作品はたくさんの人に支えられて作り上げたもの。この新作をきっかけとして、さらに多くの人を巻き込み、社会に受け入れられる作品を提案していきたい」(同)とも。

 開催時間は12時~20時。入場無料。今月15日まで。

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