道頓堀の老舗お好み焼き店「美津の」(大阪市中央区道頓堀1、TEL 06-6212-6360)が7月5日、リニューアルオープンした。
同店は、今年で創業62年を迎える老舗お好み焼き店。1945年、大阪大空襲で焼け野原となった道頓堀に、喫茶店としてオープンしたのが始まりだという。今回のリニューアルは、建物の老朽化による改装のためで、改装工事中は仮店舗で営業していた。新店舗は1階と2階を合わせた24坪の店内に、カウンター席とテーブル席計38席を設けた。
会社帰りのビジネスマンやOL、観光客のほか、全国各地からの常連客などが多数来店するという人気店。リニューアルオープン当日、店内は多くの人でにぎわったが、週末はさらに長蛇の列ができるという。担当者は「地元のお客さんや口の肥えた常連のお客さんが全国にいる。大阪・ミナミのお好み焼激戦区で60年間続けてこられたのは、そんなお客さんのおかげ」と話す。
「進化する老舗」をコンセプトとするメニューは、オーソドックスな「お好み焼」(945円~)のほか、小麦粉を使わず山芋100%の生地で作る「山芋焼」(1,575円~)、6種類の具とふんわりとした生地が特徴の「美津の焼き」(1,365円)、しょうゆ風味の「ねぎ焼」(1,000円~)、「洋風焼き」(945円~)など。一品ものも提供。ビール、焼酎、日本酒、サワーなどのドリンクもそろえる。平均客単価は、通常時=1,500円、宴会=3,000円。
営業時間は11時~22時。年中無休。