南海難波駅の2階中央改札口に2月7日、ガラス張りのオープンカウンター「難波駅サービスセンター」がオープンした。
同社と南海都市創造は、南海難波駅を中心に高島屋大阪店などが入る「南海ビル」や「なんばCITY」「スイスホテル南海大阪」などから構成される「南海ターミナルビル」の再生計画に取り組んでおり、南海難波駅でも2007年10月から改良工事を行っている。
同駅2階中央改札口では、これまで分散していた券売機や定期券売り場、特急券売り場を改札口中央部に集約した。新たに設置した「難波駅サービスセンター」には定期券売り場や特急券売り場を配置、鉄道グッズ関連商品も取り扱う。同センターはガラス張りのオープンカウンターとすることで、初めての利用者にもすぐに見つけてもらえるよう配慮、明るく入りやすい空間を目指した。
同日から、駅構内などの案内業務を行う「トランスアテンダント」も配置。2階と3階改札口付近でトランスアテンダント1~2人がきっぷ購入の補助やミナミ周辺施設の案内、周辺交通機関への乗り換え案内などを行う。サービスの名称は、英語の「~を越えて」の意味を持つ「トランス」と「アテンダント(案内係)」を組み合わせた造語。同社初の試みとなるトランスアテンダントは、専用の制服を着用し、「従来の駅員の固定観念を変える高品質なサービス」(同社)を提供する。
今後、3階北改札口の駅務室移設や駅構内の案内表示の見直し、構内店舗の充実を行い、今年秋の完成を予定している。