ギャラリーアセンス美術(大阪市中央区心斎橋筋1、TEL 06-6253-0185)で7月26日より、今年で没後3年を迎える作家、中島らもさんの展示会「らもん’S」が開催される。
中島らもさんは1984年から10年間、朝日新聞に連載された「明るい悩み相談室」で注目されたほか、小説家や脚本家として、また講演、ライブ活動など幅広く活躍したが、2004年7月26日、階段から転落し、脳挫傷、外傷性脳内血腫のため52歳で死去した。
同展は、「皆が集えるお墓代わり」の場を作りたいという関係者の願いがかない実現した。中島さんが生前に愛用していた楽器や服、写真や原稿などの展示のほか、「シンプル」な初代事務所の様子を再現している。また7月26日に発売される新刊など書籍やグッズの販売を行う。新刊「中島らもとの三十五年」(集英社)では、妻である中島美代子さんが、中島さんとの出会いから死に至るまでの35年を初めて語っている。
26日夜には、新刊を予約した先着50人を対象に記念イベントを開催。スペシャルゲストによるトークショーや、桂しん吉さんによる落語、あふりらんぽのオニによるミニライブなどを予定しているが、すでに満員だという。
展示会の開催時間は12時~20時。入場無料。8月1日まで。