法善寺に釣りができる海鮮居酒屋「ひろの一本釣り」-店長自ら競りも

店舗1階の様子。船をイメージした2階も。

店舗1階の様子。船をイメージした2階も。

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 法善寺に7月17日、海鮮居酒屋「ひろの一本釣り」(大阪市中央区難波1、TEL 06-6121-2190)がオープンした。

子どもらに人気の魚をさばく職人を間近に見ることができるオープンスペース

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 同店は水産業を営む「ひろ」(三重県北牟婁郡)が、ヒラメやマダイなどを産地から直接自社のネットワークで運び、店内の釣り堀に放し、とれたてを調理して客に振る舞う。店長が薦める魚をセットにした「舟盛り」(1人前=1,029円、2人前=1,869円、3人前=2,604円)やサザエ、アワビ、ハマグリ、魚などをセットにした「一本釣り漁師焼き」(1,869円)など「究極の鮮度」(同店担当の林律子さん)が味わえるメニューをそろえるという。

 店舗は1階と2階の2フロアで、1階には釣り堀や魚をさばく職人を間近で見ることができるスペースを設けた。2階は壁に「とり舵の間」や「ともの間」など船に関する言葉を使ったボードを掲げて船をイメージした造りにする。客席は110席。

 店内の釣り堀では来店客が釣りをすることもでき、釣れた魚をその場で調理して食べることができる。貸し釣りざお(1,000円)と調理券(800円)で、魚を釣り上げるか糸が切れるなどすると終了、釣れた魚は1尾につき2品まで調理するシステムで遊び要素を持たせる。

 20時ごろからは、店長の有馬完治さんが声を張り上げ店内で競りを行う。各テーブルにある番号札を持って参加し、本場の競りが楽しめる仕組み。調理代を含んだ価格で競りを行い、競り落とした魚はその場で調理して客に出す。

 「オープンから半月ほどの間に3回も来店していただいたお客さまもいて、気に入っていただけている」と林さん。「魚の消費量は海外では伸びているが、国内では逆に減ってきている。こうした店を通じて、魚を身近に感じてもらい消費が伸びていけば」(同)と期待を寄せる。

 営業時間は17時~23時30分(土曜・日曜・祝日は11時30分~)。8月4日は臨時休業する。

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