道頓堀の地ビール工場がサイト開設-地元客への認知向上目指す

道頓堀地ビールの製造タンク

道頓堀地ビールの製造タンク

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 大阪・道頓堀の大阪松竹座地下2階にある地ビール工場「道頓堀麦酒醸造所」(大阪市中央区道頓堀1、TEL 06-6211-5828)が8月8日、ウェブサイトを開設した。

道頓堀地ビールの貯酒タンク

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 同ビール工場は、立花エンターテインメント・ワン(堺市)が経営するレストラン「四季自然喰処たちばな道頓堀本店」(同、TEL 06-6212-6074)に併設する形で1996年に設立された。100%麦芽と大阪の水「ほんまや」を使って「道頓堀地ビール」を醸造し、同店で販売するほか、同社が経営する関西の飲食店約30店舗にも配送し提供している。

 「一番人気」(同店)は淡色タイプの「ケルシュ」(グラス=451円、中ジョッキ=682円)。ホップの苦みとすっきり感が特徴で、アルコール分は4.5%。そのほか焦がした麦芽の風味と苦味が特徴の濃い赤銅色タイプの「アルト」(同)も提供する。いずれも熟成工程の後にろ過しないのが特徴で、ミネラル分を多く含んでいるという。

 ブルーワー(醸造技師)の忽那(くつな)智世さんは「気温と湿度の管理が重要。雨が降るだけでも味が違う」と話す。和食店を併設していることから「和食に合うように、麦の味はしっかりしているが香りは抑え目に、また炭酸も控えめにし、食事に差し支えないように工夫した」。

 同店の来店客は40代以上のスーツ姿の会社員が多く、「1杯目は道頓堀地ビールを飲む人が多い」(忽那さん)。ウェブサイト開設のきっかけについて、同社の大垣有作さんは「一部の人には多大な支持を受けているが、一般的にはまだまだ『道頓堀地ビール』の認知度が低いと思い開設した」と話す。「大阪の誇れる食品として認めてもらえるように頑張りたい」とも。

 直営レストランの営業時間は11時30分~23時。

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