「2万人の鼓動TOURSミュージカル『赤毛のアン』」大阪公演が8月24日、大阪厚生年金会館(大阪市西区新町1)で行われた。主催はエステー(東京都新宿区)。
同社は「一人でも多くの人々にミュージカルの楽しさを伝えたい」との思いから1998年よりオリジナルミュージカルを主催しており、今年で12年目。7年目となる「赤毛のアン」は8都市10公演で開催されている。同ミュージカルには「ミュージカルを作り上げる過程でかかわるスタッフ、キャスト、観客ら総勢2万人が一員として参加し、思いや舞台の楽しさを共有できたら」(同社)との願いが込められている。
メーンキャストは、島谷ひとみさん(=主人公アン役)、安奈淳さん(=養母マリラ役)、原田優一さん(=ギルバート役)ら。さらに全国7都市でオーディションが行われ、実技審査参加者839人の中から「TEAM GREEN GABLES」として選出された参加者も各エリアの公演に出演。今年の大阪公演では、「TEAM GREEN GABLES OSAKA」として選出された9~19歳の男女13人(男性1人、女性12人)が合宿での全体練習や個人練習を積み重ね、プロと同じステージで演技を披露した。
今年で3回目となる主演の島谷さんは上演前のインタビューに応じ、「わたしとアン・シャーリーという少女がリンクしていっている。キャストの皆さんとも家族のような気持ちになって、このストーリーの舞台となる街がどんどん色づいてきていると思う」と話す。大阪での公演については、「大阪は皆さんの反応がとても良く、一体感のあるところ」とも。