湊町リバープレイス3階のダイニングカフェ「リバーカフェ」（大阪市浪速区湊町1、TEL 06-6635-0234）に9月15日、北京オリンピック金メダリストのロシアの新体操選手、エフゲニア・カナエワさんが来店し、ロシアの発酵乳製品「ケフィア」のPRを行った。

ケフィアを手にポーズを取るエフゲニア・カナエワさん

　カナエワさんは1990年生まれのロシアの新体操選手。日本で開催されるイオンカップのジュニアの部で3年連続1位の実績を持ち、昨年の北京オリンピックでは18歳で金メダルを獲得、ロシアスポーツ記者協会による「2008年ベスト選手」にも選出された。今月13日まで三重県で開催されていた新体操世界選手権でも金メダル5つを獲得。今年からは、日本の価値あるものをロシアに紹介するために立ち上げられた「Japan Premium Project」のアンバサダーに就任し、ロシアと日本の文化交流のPR活動も行っている。

　10回以上の来日経験があるというカナエワさんが大阪を訪れるのは今回が初めて。神社やすしに興味があり、サーモンが大好物だという。「ケフィアは1日に1・2回は飲んでいる」というカナエワさんは「今回の金メダルは、一緒にやってきたトレーナーや他のロシア選手のおかげでもあるが、ケフィアも効果あったのかもしれない」とコメントし、笑いを誘った。

　ケフィアはロシア南西部のコーカサス地方で生まれたとされる発酵乳。ヨーグルトが乳酸菌による単独発酵で作られるのに対し、ケフィアは複数の乳酸菌と酵母による共生発酵で作られる。ヨーグルトのまろやかな味に比べ、酸味のあるすっきりした味わいが特徴で、整腸作用も期待できるという。同PRイベントを手がけるパルチザンの山崎さんは「ケフィアは美容に大変効果があり、ロシアではケフィアダイエットとして愛飲している女性も多い。すっきりした味と肝臓に良いとされていることから、お酒好きな男性も飲んでいる」と話す。

　「ロシアでは日本食が人気で、日本の文化がロシアにだんだん定着してきている。今後さらに日本とロシアの文化交流を民間レベルで進めていきたい」と山崎さん。「ロシアの食文化の代表としてケフィアを紹介することで、今後より一層ロシアの文化が日本に伝わるようになれば」とも。