関西の若手クリエーター・イラストレーターらのブランド「DDit」が手がけるTシャツの展示・販売会が現在、西長堀の細野ビルヂング(大阪市西区新町4)で開催されている。
DDitの作品例。カラフルなボーダーのペイントや不要な布地をつなぎ合わせたものなど
DDitは「Direct Draw it」の略で「直描き」の意味。関西在住のイラストレーターやデザイナーなどが集まり、昨年12月ごろからTシャツの上に直接イラストや模様を描く活動を始めた。今回はファッションブランドのM・K SQUARE(北堀江4)と合同で開催、7人の作品を展示している。10月21日から23日まで東京でも同様の展示会を開いた。
DDitに参加する「B・C・SOLDIER」の高木さんは「すべての作品が制作者の手で直接描かれているので一品物が多い」と話す。「例えば『店舗のイベント用のアイテムを作ってほしい』というような小ロットの注文に対応しやすい」とも。
「最初は、Tシャツにペイントするペンキやインクでも苦労した。いろいろなインク、いろんな塗り方にチャレンジして、ようやく形にできた」(高木さん)という。今回扱っているのはTシャツだけでなくポロシャツやパーカーなどのアイテムも。「購入客の反応を知りたい」と、各商品にはそれぞれの制作者の連絡先が記されたメッセージカードを添える。作品のテーマは「サンフランシスコ」「中世のヨーロッパ」「サーカス」の3つ。価格は5,800円から。
今後のDDitの活動について、高木さんは「アウターの方にも描けるようにしていきたい。各制作者と小売店やメーカーとの結びつきをさらに強めていけたら」と話す。
開催時間は10時~19時。今月29日まで。