湊町のマルイト難波ビル東側の「A.I.R. 1963ビルディング」(大阪市浪速区元町1)屋上で1月10日、もちつき大会が行われた。
同ビルは1963(昭和38)年に建設された日通ビルを再利用したアートコンプレックスビル。「若手アーティストを育てる場所を作る」ことを目標に、商空間(大阪市中央区)がサブリースの形でテナントに提供している。今回のもちつき大会は、都市農業を推進する「おもしろ農業」(港区)の主催で開催。「おもしろ農業」は同ビル屋上にて屋上菜園を運営するなど、「都市圏でも農業を感じられる新しいグリーンツーリズム」を提案している。
参加者同士で自己紹介を行った後、もちつきがスタート。屋上には石臼とテーブル・いすを用意し、26人の参加者が正月ならではのイベントを楽しんだ。交代で参加者がきねを振るったが、女性参加者からは「意外と重くて疲れるんですね」との声も。もち米は兵庫県産の無農薬のもの。参加者は、自分たちでついたもちを、きな粉・あんこ・しょうゆなどで味わいながら交流会を楽しんだ。
おもしろ農業の山村さんは「もちつきは今まで何度か行っているが、屋上では初めて」と話す。「皆さんに楽しんでいただけたと思う。手応えがあったので、今後も継続して行っていきたい」とも。