南堀江の「dddギャラリー」(大阪市西区南堀江1、TEL 06-6110-4635)で1月19日、「箱」をモチーフにした企画展「感じる箱展-graf(グラフ)の考えるグラフィックデザインの実験と検証-」が始まった。
大阪・中之島に拠点を構えるgrafは、グラフィックデザイン、スペースデザイン、家具、照明、プロダクト、アート、食など「暮らし」に関連した幅広い活動を行うデザイン集団。今回の企画展は「グラフィックデザイン」に焦点を当て、「箱」をテーマにした実験的な8点を展示する。
ギャラリー入口に展示する「xyzの箱」は、空中に張り巡らした無数の線を特定の方向から眺めることで箱が浮かび上がる。箱を擬人化した「箱のポートレート」は、まるで生きているかのような箱の表情が楽しめる写真が並ぶ。「日付箱」は、200個もの色とりどりの箱を壁面に積み上げて、好きな日付を描くことができる体験できる展示物。ギャラリー中央には家型の箱を置き、その中の4部屋にも展示物を配した。
grafの置田陽介さんは「『箱』というテーマは2次元でありながら3次元でもあるという中間的なもの。中に物を入れることができたり、見ている人が中に入っているものを想像することもできる。今回の展示物には、来場者が感じることができる仕組みを取り入れた」と話す。
初日の19日には、graf代表の服部滋樹さんとgrafグラフィックデザインチームのトークイベントを行う。16時~17時30分。参加には電話予約が必要。
営業時間は11時~19時(土曜は18時まで)。日曜・月曜・祝日休業。入場無料。3月13日まで。