大阪市は1月29日、道頓堀川遊歩道「とんぼりリバーウォーク」の戎橋~太左衛門橋間(約170メートル)の広告利用を認めることを発表し、現在、広告事業者を募集している。
大阪市では、「水の都・大阪」の再生を目指して道頓堀川水辺整備事業を行っており、その一環として、2004年に道頓堀川遊歩道「とんぼりリバーウォーク」の戎橋~太左衛門橋間を供用開始した。同年に国土交通省によって出された通達「都市及び地域の再生等のために利用する施設に係る河川敷地占用許可準則の特例措置について」に基づき、同遊歩道では、一定の条件下で社会実験としてイベントの実施や物販行為の利用が認められており、今回の広告利用もこの社会実験の一環として実施するもの。これまでもイベントの実施時に広告物を掲出することは行われていたが、河川敷地内でのイベントを伴わない広告掲出は全国でも初めて。
広告の掲出可能範囲は、戎橋~太左衛門橋間のうち、イベントスペース、スロープ、船着き場、遊歩道上段の幅員2メートルの歩行者通行帯を除くエリアで、片岸あたり300平方メートル以下の面積。掲出期間は3月1日~5月31日の3カ月間で、1カ月単位で3期に分け、各期ごとに広告事業者を入札により決定する。入札の最低価格は、片岸=63万円、両岸=126万円で、片岸のみの応募も可能。
現在は1期(3月1日~31日)分の募集を行っており、2月10日までに利用申込書と企画書を「とんぼりリバーウォーク事務所」(住之江区)に持参し受理された事業者が15日の入札に臨む。