なんば・精華小跡の劇場が自主製作公演-第1弾「イキシマ」始まる

松田正隆さん脚本、松本雄吉さん演出の「イキシマ breath izland」

松田正隆さん脚本、松本雄吉さん演出の「イキシマ breath izland」

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 なんばの精華小劇場(大阪市中央区難波3、TEL 06-6643-7692)で2月18日より、同劇場製作作品第1弾となる「イキシマ」の公演が始まった。

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 同劇場は1995年に閉校した精華小学校跡を利用した演劇スペース。今回は同劇場製作による初めての作品上演となる。脚本は2003年に設立された劇団「マレビトの会」代表の松田正隆さん。演出は1970年から大阪で活動を続ける「維新派」代表の松本雄吉さん。作品名は「イキシマ breath izland」で、四方を海に囲まれた島という閉鎖空間を舞台に、「息を吸うことと吐くことの意味」を観客に問いかける。

 「維新派以外の作品の演出は初めて」だという松本さんは「松田さんの脚本は映画の台本のような印象。人の作品を演出するのも楽しく、ワクワクしている」と話す。演劇の魅力は「目の前の舞台に実際の人間が立って、すぐそばに虚構が成立している不思議な関係」だという松本さん。「映画などでは体験できないそのライブ感をぜひ目撃してほしい」とも。

 同劇場広報担当者は「開館当初から自分たちの作品を作って発表したいと考えてきた」と話す。「1回目ということでベストな人材を選びたいと思い、維新派の松本さん、マレビトの会の松田さんにお願いした」と話す。「関西で今でも活躍を続け、海外にも活動の場を広げているお二人に、今まで見たことのないスケール感のある舞台を作ってもらいたかった」とも。

 今月28日まで計11ステージ(27日19時の追加公演含む)を上演する。チケットは、前売り=3,500円、当日=3,800円。学生割引あり。

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