「タイ」好きが集まる飲み会「飲みタイ」が心斎橋など大阪・ミナミ地区を中心に開催されている。幹事を務めるのは、多いときには年に5回以上タイへ旅行するという橋本大幸さん。
橋本さんは、旅行で訪れたタイの明るくのんびりとした雰囲気に引かれ、旅を繰り返した。語学や文化を学ぶというよりは、「そこに居るだけで」心地よく、落ち着くという。「時間やスケジュールに縛られるのではなく、好きな時に好きなところへ行き、好きなことができるという『緩さ』がタイの良いところ」と話す橋本さんが計画するイベントは、「予約不要、途中参加・退出は何でも可能」という「緩さ」が特徴。
イベントは月に1~2回、タイ料理店「HATENA」などで開催しており、今後は飲み会だけでなく日中の開催も検討しているという。イベントの名称はタイにちなみ「○○タイ」。「『ここに行けば誰かがいる。自然と集まることができるような場所』を欲しいと思っている人は多いはず。好きなもの同士が集まり、互いに交流できるような『仲間作り』の場所にしたい。『タイ』をキーワードに、人と人を結びつけるきっかけになれば」(橋本さん)。
参加者は、「タイ」が好きな人、行ったことがなくても興味がある人、タイ料理が好きな人などさまざま。タイ語教室「エデュカ」に勤務する二階堂薫さんは、「『タイ好き』といっても、文化が好きな人、料理が好きな人、観光が好きな人などジャンルはさまざま。各自好きなことを話して情報交換を行い、話は尽きることがない。教室としても緩やかにつながっていたい」と話す。
橋本さんは、9月29日・30日に天王寺で開催される「タイフェスティバル」に参加する予定で、その後「飲みタイ」を開催するという。