大阪・なんは駅周辺に4月5日、大阪市が新たに駐輪場を2カ所設置したことに関連し、高島屋大阪店前となんばマルイ前で「自転車マナーアップキャンペーン」が行われた。
大阪市では2008年10月、放置自転車一掃のための緊急対策を発表。3カ年計画で放置禁止の指定区域を大幅に拡大するとともに、放置自転車の撤去回数を増加した。広域なんば圏では昨年10月に湊町や南堀江を除くほとんどのエリアが放置禁止エリアとなった。これに伴い、長堀通りや千日前通り沿いに駐輪場を設置するなど、駐輪場の整備を進めている。
同日新たに設置された駐輪場は、高島屋大阪店西側と南海難波駅高架下(なんばCITY本館と南館の間)の2カ所。自転車の前輪を機械に挿入することでロックされる仕組み。1時間の利用は無料で、以後無料時間を含め24時間ごとに150円の利用料金がかかる。
マナーアップキャンペーンには、大阪商工会議所中央支部、中央区南商店会連合会、大阪市中央区役所、地元商店街の関係者などのほか、中央区のゆるキャラ「ゆめまるくん」が参加。駐輪マナーの向上を訴えるチラシやティッシュ、ポケットブックを配布した。
中央区南商店会連合会の千田忠司会長は「チラシを配布してみて、放置自転車の多さを感じた。店の前に放置自転車があると商売にも影響する。団結してミナミのために頑張っていきたい」と話す。