杉岡一郎さん写真展「日の出20分前」-南船場「ナダール」で

夜が明ける少し前の「日の出20分前」に撮影されたという写真が並ぶ

夜が明ける少し前の「日の出20分前」に撮影されたという写真が並ぶ

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 南船場の写真専門ギャラリー「ナダール」(大阪市中央区南船場3、TEL 06-6251-8108)で10月2日より、杉岡一郎さんの写真展「日の出20分前 #1 void」が開催されている。

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 同展は、「夜が明けるほんの少し前の、朝を迎えつつある過渡的な時間帯の都市風景」を撮り続けている写真家杉岡一郎さんの作品を、カラープリントで11点展示するもの。杉岡さんは「この時間帯の都市の様相は、不安定ながらも何か新しい可能性をはらんでいるように感じる。特に、都市を構成するさまざまな構造物と構造物の隙間に見え隠れする空白(=void)は、空白であるがゆえに何かが生まれていく予感に満ちている気がする」とし、同展では「都会に潜む空白」に焦点を当て、全て日の出20分前に撮影された作品で構成するという。

 10月13日から「Gallery176」(豊中市)で開催される杉岡さんの写真展「日の出20分前 #2 tissue」とも連携しており、南船場で開かれる同展は「より広がりをもった都市像を見ていただく企画の第1部」(ギャラリー担当者)だという。開催時間は11時~19時。入場無料。同7日まで。

 杉岡さんはこれまでにも、「融解/昇華」「光景 osaka」「日の出20分前 twenty minutes before sunrise」など「都市」をテーマとした写真展を開催してきた。現在は建築写真家として活動するとともに、都市と建築の関係に焦点を当て、都市風景の作品制作を行っている。

杉岡一郎写真展「日の出20分前」ナダール

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