大丸心斎橋店（大阪市中央区心斎橋筋1）14階で8月4日、「おおさか食育フェスタ2010」が行われた。

「愛情お弁当コンテスト」の商品化部門最優秀賞に輝いた「菜食健美弁当」

　主催は大阪府食育推進ネットワーク会議。子どもの食育をテーマにした参加型イベントで、今年で4回目の開催となる。今回は同店の「大丸心斎橋劇場」で食育に関するクイズや「おはしの持ち方教室」などの講演会が開かれたほか、隣接するイベントスペースには試飲・試食・サンプリングコーナーや各種体験コーナー、企業ブースなど36団体が出展した。

　大阪府健康医療部保健医療室健康づくり課の西本さんは「子どもの目線に立ち、子どもに興味を持ってもらうことで、その親である大人にも食育の意識が広がっていくと考えている。このフェスタが一つのきっかけになれば」と話す。

　同イベント内では、「愛情お弁当コンテスト」の表彰式も実施。イズミヤ（西成区）主催で行われた同コンテストは、一般からオリジナルの「愛情弁当」を公募した。「商品化部門」「こども部門」と、家庭の一品料理が集まった「自慢の野菜料理部門」の計3部門から成る。商品化部門はフェスタ当日に会場に掲示された10点から、会場を訪れた人の投票で審査委員特別賞、優秀賞、最優秀賞の各賞が選ばれた。

　商品化部門の最優秀賞は久保美津穂さん考案の「菜食健美弁当」。「作品の名前の通り、美と健康を意識した作品。彩りもカラフルで栄養バランスが良く、愛情たっぷりの弁当」という評価を得て見事商品化部門のグランプリに輝いた。そのほかにもカラフルな食材を用いた「森のかくれんぼ」や「疲れ気味のお父さんへの愛情弁当」「菜愛のあなた弁当」「～グッバイ☆メタボ～メタボ撲滅愛情弁当－ガッツリ食べても大丈夫－」などユニークな作品が出そろった。